枝野前代表、旧統一教会と接点報道に言及 → ネット『ポイントを押さえていて好感』『この程度で説明責任を果たした事になるならモリカケで立憲がやっていたアレは一体何?』

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旧統一協会関係団体と「関係」「接点」と報じられていることについて

記事によると…
西村幹事長の発表を受け、私と旧統一協会関係団体との「関係」「接点」について報道されています。「関係」「接点」とされているのは、2006 年に、旧統一協会と関係が深いとされる世界日報に、当時の船田元自民党憲法調査会長と並びで、憲法学者と称する方を含めた座談会記事が掲載されていることです。

○ まず、西村幹事長から、全員が(当該団体=私の場合は世界日報と)旧統一協会との関係を認識していなかった旨の説明がなされたと報道されていますが、少なくとも私については正確ではありません。私の党に対する報告は、「当時の経緯や認識についての明確な記憶がない」というものです。「知らなかったはずない」とのご批判があることは承知していますが、一方で、下記のとおりの意識を従来から強く持っていましたので、世界日報と旧統一協会が深い関係にあると知っていたら、取材を受けているはずがないとの強い思いがあります。いずれにしても確信や確証がないので、上記のとおり正確かつ正直に回答したものです。

○ その上で、記憶に残っている認識と、国会図書館で確認した当時の記事などからお伝えできることは、下記のとおりです。

①. 旧統一協会については、私自身の大学生の時代に「原理研」と称する学生組織が活発に活動していたこともあり、その当時から、たいへん問題のあるカルト(反社会的狂信的団体)であり、いわゆる霊感商法を展開する許容されざる反社会的組織であると一貫して認識しています。

②. 当時から、旧統一協会は「恐ろしいもの.近づいてはならないもの」であるとの認識を持っていました。特に、大学生当時、原理研に巻き込まれた人を救おうとした人が逆に旧統一協会に「洗脳」され、いわゆる「ミイラ取りがミイラになる」ケースも多々あるとして注意喚起されていました。このため、否定的な立場からであっても原理研=統一協会には近づいてはならないとの強い意識を持っていました。加えて、合同結婚式など「気味の悪さ」を感じていたこともあり、「近づかない」を徹底するあまり旧統一協会等に対して無関心であったことは否定できません。この点は、特に、私自身が消費者保護行政の充実をライフワークの一つであると自負してきただけに、反省しなければならないと感じています。

③. こうした経緯の下、旧統一協会と世界日報の関係性について、どの時期から認識していたかの明確な記憶はありません。世界日報について、自分たちとは相いれない考え方に立つとの認識は、かなり早い時期から持っていました。

④. 一方、2006 年当時は、自民党等が憲法に対する基本的な無理解の下に一方的な憲法改悪キャンペーンを進めている状況で、これに対し、民主党憲法調査会長として、媒体を問わず、自民党等の一方的な主張だけが広がることのないよう、憲法の趣旨や立憲主義を踏まえた適宜、迅速な反論を展開していた時期でした。

⑤. 当該記事も、自民党憲法調査会長と民主党憲法調査会長の見解を、少なくとも形式的には対等に並べたものであり、私の発言部分も、自民党側の一方的かつ誤った主張に対して、立憲主義という言葉こそ使っていませんが現在とも共通する党と自身の見解を明確に示して、自民党等の間違いを指摘し、批判するものとなっています。旧統一協会に賛同あるいはこれを支持・支援するような内容はまったく含まれておらず、むしろ自民党等とも共通する旧統一協会の憲法についての考え方について、その間違いを指摘し、批判するものとなっています。

⑥. 一般論としては、いわゆるアウェイ(敵対あるいは対立する勢力の場)であっても、取材等に応じ、自分たちの考えを少しでも広めるための努力をすることは必要なことであると考えます。この場合、与野党で、あるいは各党間で公平に扱われるのかどうかや、少なくとも自分の発言部分について歪めて伝えられることのない手続的担保を確保できているのかどうかが重要であり、今回指摘されている記事では、これらの点については確保されたものとなっています。一方で、よく知らない媒体については、その「まっとうさ」についてより慎重に調査し対応すべきであったとの指摘については、真摯に反省し、今後、一層慎重に対応してまいります。

○ なお、事務所に残っている記録を精査しましたが、旧統一協会や関係団体から、選挙や金銭的な支援などを受けたことは一切なく、また、旧統一協会や関係団体を支援、賛同する(そう受け取られかねないものを含む。)などの関係は一切ありません。また、今後もそうした関係を持つつもりは一切ありません。旧統一協会の霊感商法を含む反社会性、カルト性は今も変わっていないと認識しており、今後も、反省を踏まえ、旧統一協会などと、ひるむことなく闘ってまいります。

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枝野幸男

枝野 幸男は、日本の政治家、弁護士。立憲民主党所属の衆議院議員。 旧民主党政策調査会長、民主党政策調査会長、民主党幹事長、内閣府特命担当大臣、内閣官房長官、内閣府特命担当大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣、民進党幹事長、旧・立憲民主党代表、立憲民主党代表などを歴任。
生年月日: 1964年5月31日 (年齢 58歳)
出典:Wikipedia

ネット上のコメント
・他人はダメだが、自分はOKという理屈は、世の中では通用しない。

・枝野幸男さんの報告は、過不足のない理想的な対応のように思う。ポイントを押さえていて好感。

・こっちには一切触れない 説明ガーってこれでええなら 自民党もこれでええやん なあ明大さん

・「説明」はわかりましたので、記者会見を開いて正々堂々と「質問」にも答えてください。それが一時でも野党第一党党首として首班指名を受ける立場にあったものの責任というものです。範を示してください。

・枝野さんの「説明」は詳細かつ丁寧に文書化されており、およそ「説明」の最上級だと思います。

・革マルとの「関係」「接点」についてこそ、説明が必要だと思うんだが。

・この程度で『説明責任』を果たした事になるのであれば、モリカケで立憲民主党がやっていたアレは一体何なのだろう

出典 https://sn-jp.com/

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