歌手で女優の小泉今日子(60)が開催中の還暦記念ツアー『KK60~コイズミ記念館~KYOKO KOIZUMI TOUR 2026』において、日本武道館公演での演出が大きな話題を呼んでいる。
5月2日および3日に開催された同公演では、開演前のDJタイムにおいて、日本国憲法第9条の条文が場内に流された。
武道館で響いた憲法第9条の朗読――異例の演出が投じた波紋
この朗読を担当したのは、長年小泉と親交があり、当日の開演前DJを務めたミュージシャンの高木完氏だ。
- 小泉今日子の還暦記念ツアー日本武道館公演で、開演前DJが高木完氏による憲法第9条の朗読音声を放送。
- 5月3日の憲法記念日には、代表を務める「株式会社明後日」のSNSで憲法本と愛猫の写真を投稿。
- 芸能人の積極的な政治的メッセージ発信に対し、ファンやネット上では支持と困惑の双方が交錯。
日本のエンターテインメント界において、超大型会場での単独ライブの冒頭に政治色の強い憲法条文を提示する試みは極めて異例といえる。

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これまでも小泉は政治的発言や社会的な主張を積極的に行ってきたが、還暦という節目のステージで掲げた強いメッセージは、瞬く間に来場者やSNS上で話題となった。
さらに「憲法記念日」当日の5月3日、小泉が代表を務める「株式会社明後日」の公式Instagramが更新され、新たな投稿が注目を集めた。
投稿された画像には、愛猫が本を覗き込む様子が収められており、そのページには「第二章 戦争の放棄」「第九条」の文字がはっきりと印字されていた。
画像には《今日は憲法記念日だ!》というダイレクトな文言が添えられ、ファンやフォロワーに対して憲法の意義を問いかけるような内容となっている。
芸能担当記者によれば、「小泉さんは以前から憲法改正に対して反対の立場を明言しており、今回のツアー演出やSNS投稿もその強い信念の表れでしょう」と分析する。
こうした小泉のブレない姿勢に対しては、「自分の言葉で社会に問いかけ続ける姿がかっこいい」「流されない生き方を支持したい」と称賛する声が多く寄せられている。
憲法記念日に届いたメッセージと、SNSで交錯するファンの複雑な胸中
一方で、エンターテインメントの場に政治的イデオロギーを持ち込むことに対する拒否感や困惑の声も少なくない。
ネット上では「大好きな歌手のライブで急に思想を突きつけられるのは辛い」「純粋に音楽を楽しみたかったのに冷めてしまった」といったファンからの切実な意見も散見される。
また、彼女の往年のヒット曲になぞらえて「真っ赤な女の子が本当に真っ赤になってしまった」と皮肉る声や、政治的メッセージの唐突さに疑問を呈するコメントも上がっている。
芸能人の政治的発言に対する賛否が常に議論となる日本において、還暦を迎えてなお自己の思想を貫く小泉今日子の表現手法は、今後も多角的な議論を呼びそうだ。