高市早苗首相による台湾有事を巡る国会答弁を契機として、中国国内において日本に対する批判的な報道が相次いで加熱している。こうした緊迫した現地情勢を踏まえ、政府は邦人の安全確保に向けた具体的な動きに出た。
松本洋平文部科学相は18日に行われた閣議後の記者会見において、中国に滞在する日本人留学生や、現地にある日本人学校に通う児童生徒に向けて、安全確保を強く促す通知を出す方針を正式に明らかにした。
- 松本洋平文部科学相は18日の閣議後記者会見で、中国での日本人学生や学校に対する安全確保の通知を出す方針を表明した。
- 高市早苗首相の台湾有事に関する国会答弁を受け、中国国内で日本への批判的な報道が相次いでいることが背景にある。
- ネット上では安全確保の通知にとどまらず、より踏み込んだ渡航注意や帰国勧告を求める声も上がっている。

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閣議後会見の中で、松本文科相は「外務省と密に連携を取りながら、本日中に注意喚起などの必要な通知を発出するよう関係部局に指示を出した」と述べ、現地における安全対策に万全を期す姿勢を強調した。
中国での批判報道相次ぎ、文科省が安全確保の通知へ
中国における日本人の安全を巡っては、過去に発生した重大な事件の記憶も新しく、留学生やその家族の間で不安の声がくすぶり続けている。今回の批判報道の激化は、そうした懸念を一段と先鋭化させる形となった。
また、中国への留学を巡っては、現地の情勢不安や慎重な対応を呼びかける動きが広がるにつれて、国内の一部教育機関や学校の間で定員確保に対する懸念や影響を心配する声も聞かれるようになっている。
政府による今回の安全確保通知は、こうした現地の緊張感と国内の不安感の高まりを直視し、迅速な注意喚起を行うことで不測の事態を未然に防ぐ狙いがあるものとみられる。
一方で、今回の文科省の対応に対しては、インターネット上やSNS等において、単なる注意喚起の通知にとどめるべきではないとする厳しい意見も相次いで寄せられている。
高まる不安と、ネット上で広がるさらなる対策要求の声
「現地で警戒せよという呼びかけだけではなく、即座に帰国勧告やより厳しい渡航注意情報の発出を行うべきではないか」といった、より強い措置を求める声が少なくない。
さらに、「中国側に過度に気を使っているような姿勢ではなく、一刻も早く渡航危険レベルを引き上げるべきだ」といった、外務省および政府全体の対応のスピード感を問う批判的な意見も投稿されている。
日中間の外交的な緊張が国民の安全に直結するデリケートな問題であるだけに、政府に求められる判断基準や対応のあり方について、今後も各方面から厳しい視線が注がれ続けることは確実である。