TBS『報道特集』が兵庫県知事選をめぐる継続的な調査報道により、調査報道大賞を受賞しました。
ざっくりPOINT
TBS『報道特集』が調査報道大賞の大賞に選出
去年8月以降、兵庫県知事選に関する報道を15回放送
7日に表彰式が開催
報道の詳細
評価と疑問が交錯する報道特集の受賞
TBS『報道特集』の調査報道大賞受賞に対して、ネット上では大きく意見が分かれています。番組が取り上げた兵庫県知事選や誹謗中傷の問題に対する継続的な報道姿勢を評価する声もある一方で、報道の公平性や中立性に疑問を持つ投稿が多数見られました。特に、番組が政治的に偏っていると感じる層からは「仲間内での賞のやり取り」とするような批判が相次いでおり、受賞そのものの信頼性を疑問視する意見が目立っています。
一方で、メディアの本来の役割である権力の監視を評価し、報道特集のような番組の存在意義を支持する声も根強く存在します。特定の政治的立場に偏ることなく、事実に基づく報道を求める声が両側から上がっていることは、報道の在り方が今後も注視されるべき重要な課題であることを示しています。
今回の受賞が象徴するのは、報道機関が直面する信頼の問題と、その中で取材を続ける意義の再確認です。社会の分断や情報の信頼性が問われる今、メディアがどう信頼を築いていくかが、報道機関の姿勢として改めて問われています。
表彰主催者が『報道実務家フォーラム』というNPO。
理事長が元毎日新聞社。
資金は賛助会員による寄付で、会員は非公開。
きな臭いな。— Zomas (@zomas_v1) October 7, 2025
TBS『報道特集』が調査報道大賞を受賞 7日に表彰式
TBS『報道特集』の兵庫県知事選などをめぐるキャンペーン報道がNPO法人「報道実務家フォーラム」などが主催する調査報道大賞の大賞に選ばれ、7日、受賞式が行われました。
選考委員長 ジャーナリスト 江川紹子さん
「何があったのか事実を明らかにしてくれた。実際はどういうことが起きていたのか」
調査報道大賞の大賞に選ばれた「報道特集」のキャンペーン報道は、兵庫県知事に対する告発文書をめぐる問題や、去年11月の知事選における虚偽情報の拡散や誹謗中傷の問題など、様々なテーマを去年8月以降15回にわたってシリーズで放送したものです。
報道を行う中で、番組やスタッフなどに対する激しい誹謗中傷も起きましたが、授賞理由では、困難が予想されるテーマを圧力に屈せず、取材を続けたことを高く評価すると評されました。
このほか、大川原化工機事件をめぐり、警視庁公安部の内部音声を入手したNHKスペシャルにも大賞が贈られました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2215851?display=1