【裏金議員起用】小泉進次郎氏「一度間違いをしてしまったことで、一生活躍の機会がないことが果たして本当にいいことなのか?」

小泉農水相は、自民党総裁選に勝利した場合、政治資金収支報告書の不記載問題に関与した議員の登用について排除せず検討する姿勢を示しました。

ざっくりPOINT
小泉農水相が千葉県船橋市の漁港を視察後、記者団の取材に応じる。
総裁選に勝利した場合、不記載議員を登用するか検討する考えを示す。
自民党の一致結束を示す形を模索し、国民の理解を得る方法を考える意向を表明。
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再起の機会に賛否、信頼回復へ厳しい視線
小泉農水相が不記載問題に関与した議員の起用に関し、再起の道を閉ざすべきではないとの考えを示したことに対し、ネット上では厳しい批判が相次いでいます。

多くの投稿で共通していたのは、「反省しているならまず辞職すべき」「再登用は不正を容認する行為」といった声です。

政治資金の透明性が問われる中、処分や説明責任が不十分なままの登用は、国民の不信感をさらに深めるとする意見が多数を占めました。

また、国民には厳しいルールを求める一方、政治家同士には甘い対応が目立つという不公平感も強く、「民間なら即時解雇にあたる」といった指摘も見られました。

自民党への支持率低下の背景には、こうした対応の甘さが影響しているとの見方もあります。

再起を認めるか否かは、単に政治的判断にとどまらず、国民の信頼回復に直結する重要な問題です。

小泉氏の発言は、党内の結束と人材活用を意識したものと考えられますが、再登用には十分な説明と透明性、そして厳正な手続きが求められることは間違いありません。

今後、自民党がどのような基準と方針を示すのかが注目されます。

小泉農水相、自民総裁選に勝利の場合に不記載議員を登用するか検討「一生、活躍の機会がないのが良いことか」

自民党の小泉農水相は21日、政治資金収支報告書に不記載があった議員について「一生、活躍の機会がないことが良いことなのだろうか」と述べ、総裁選に勝利した場合、党幹部や閣僚に起用するか検討する考えを示した。

千葉県船橋市を訪れた小泉氏は、漁港を視察した後、記者団の取材に応じた。

この中で、総裁選に勝利した場合に不記載議員を登用するか問われ、「自民党は本当に反省しているのか、自浄作用が発揮できているのかという声は、いまだに根強いものがある」としつつ、不記載議員が「一生、活躍の機会がなく、烙印(らくいん)を押され続けることが良いことなのだろうかという思いがある」と明かした。

そして、「活躍の機会、ひた向きに働く姿を見せることによって国民が反省していると感じるような機会を作ることを考えていく」と述べ、不記載議員も排除せず登用する可能性を示唆した。

その上で、「誰も取り残さないような自民党の一致結束した姿を見せていく。どのような形が一番、理解を得られるのか、私なりに考えていきたい」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/39ab684e451adf18e53af0fe531cdb5e661214ab