【強い】関東第一・野球部、女子マネジャーが3学年で18人

関東第一高校の野球部には、3学年で18人の女子マネジャーが在籍し、選手たちを日々支え続けています。

ざっくりPOINT
関東第一高校が日大三高校に敗れ、ベスト8で敗退
女子マネジャー希望者が約20人集まり、最終的に10人が正式入部
マネジャーたちが土日中心に練習を支え、最後まで声援を送り続けた
報道の詳細

========================================================

高校野球を支える女子マネジャーたちの存在と役割
高校野球では、選手だけでなく、裏方として活動する女子マネジャーの存在がチームに大きな影響を与えています。

彼女たちは練習の準備や用具管理、試合のスコア記録、環境整備など、多岐にわたる業務を担い、時には選手と同じくらいの責任感と情熱でチームを支えています。

特に都市部の強豪校では、マネジャーの志望者も多く、選抜や仮入部期間を経て選ばれるケースが増えています。

これはマネジャーという役割が単なる補助作業にとどまらず、チームの一員としての意識が高まっていることを意味します。

また、部活動の多様化や働き方改革の影響もあり、顧問や指導者の役割が限定される中で、マネジャーの働きが練習や遠征の円滑な運営に不可欠となっています。

女子マネジャーたちは、選手の精神面を支える存在でもあり、信頼関係の中でチームの士気向上にも寄与しています。

近年では、マネジャー経験が進学や就職においても高く評価される傾向があり、彼女たちの努力と献身が広く認知されつつあります。

関東第一のように多人数を受け入れる体制は、今後の高校野球におけるマネジャーの在り方を示す一例とも言えるでしょう。

Xの反応

========================================================

========================================================

異例の大量マネジャー18人 1年で20人の希望者も…名門監督が断らぬワケ

 第107回全国高校野球選手権は19日、大会第13日が行われ、第2試合で関東第一(東東京)が日大三(西東京)に敗れ、ベスト8で姿を消した。15年ぶりの東京対決が注目された一戦をアルプススタンドから声援を送った18人の“女子部員”がいた。

 東京の名門を支えるのは、3年生5人、2年生3人、1年生10人の総勢18人の女子マネジャーだ。昨夏準優勝を収めたことでさらに注目度も高まり、1年生の希望者が4月は約20人いたという。そこから6月末まで仮入部期間を設け、最終的に10人が残った。

 マネジャーの人数制限を設ける高校も少なくない。人数が少ない方が動きやすいメリットもある。それでも米沢貴光監督は「本当は断ることも出来たんですけど、それは僕はしないので。希望して入ってきてくれたので全員お預かりして。マネジャーも部員なので」と来るもの拒まずの考えを明かした。

 関東第一は一般生徒とスポーツコースに所属する野球部員のカリキュラムが違う。一般生徒は6時間目、7時間目まで授業がある。スポーツの実績を評価されて入学した野球部員は4時間目まで授業を受けたあと、千葉県内のグラウンドなどに移動し、練習に励む。グラウンドまでは片道1時間ほどかかることを鑑み、基本的にマネジャーは土日のみの活動となっている。

 朝、選手たちが練習を始める頃にはスポーツドリンク等の用意を済ませ、夕方4時までノックの球渡しや、食事の準備も手伝う。寮やグラウンドの草むしりや掃除などの“環境整備”も主な仕事だ。楽しい仕事ばかりではない。それでも、高橋ひさのさん(3年)は「環境整備は、徳を積んでいるのと同じだと思うので、選手が活躍してくれると嬉しいです。マネジャーやってて良かったなと感じる瞬間です」と明るく話してくれた。

 また、練習試合ではベンチに入りスコアをつけるが、公式戦では選手の中から1人記録員を出す。したがって公式戦でベンチに入ることはできない。本音を言えば、ベンチに入ってみたい気持ちもあるというが、「選手がひとりでも多くベンチに入れるのなら」と、いつでも選手のことを第一に考えてきた。

「意見がぶつかる事もあって大変な時もありますが、18人いるからこそできることがあって、色々なところに目を配ることができると思っています」

 最後まで18人分の声援で背中を押した。9回2死になっても声を詰まらせながら、声を出し続ける姿があった。負けが決まった瞬間には涙が溢れたが、最後まで選手たちを見つめ精一杯の拍手を送った。18人だったからこそ乗り越えられた夏だった.
https://news.livedoor.com/article/detail/29401673/