釧路湿原野生生物保護センターの隣にメガソーラー建設中、6000年以上かけて培われてきた貴重な湿原が大量の土砂で埋め立てられる… 猛禽類医学研究所代表「一刻も早く工事を中断すべき」

猛禽類医学研究所の齊藤慶輔さんが、Xにて釧路湿原野生生物保護センターのすぐ隣で進行中のメガソーラー建設について問題提起を行いました。

6000年以上にわたり形成されてきた貴重な湿原が、大量の土砂で埋め立てられている現状が報告されています。

この地域には以前からタンチョウのペアが確認されていましたが、事業者は工事前に現地調査を実施せず、地元NGOへのヒアリングだけで「影響がない」と判断したとされています。

しかし、工事現場のすぐ近くではヒナを連れたタンチョウの家族が連日確認されており、近隣に巣が存在することは明らかとみられています。

タンチョウ研究の第一人者である正富宏之さんは、タンチョウの繁殖には巣だけでなく、餌を確保できる広範な行動圏が不可欠であると指摘し、この開発を問題視しています。

齊藤さんは、工事を直ちに中断し、今年の営巣場所を把握した上で、タンチョウが今後も繁殖を続けられるような保全対策を行政と政治が主導して講じるべきと訴えています。

また、このメガソーラー建設を行っているのは株式会社日本エコロジー(大阪)であり、同社はかつてオジロワシの繁殖地でも同様の開発を進め、影響が問題視された過去があります。

全国的にもメガソーラー開発に対する懸念が広がっており、専門家からは法整備を求める声が上がっています。

話題のポスト
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環境省釧路湿原野生生物保護センターのすぐ横で進められているメガソーラー建設の様子。
6000年以上かけて培われてきた貴重な湿原が大量の土砂により埋め立てられている。
この場所は以前よりタンチョウのペアが生息していることがわかっていたが、事業者による工事前の現地調査は行われず、地元のNGO(以下の動画にも登場)にヒアリングを行い、「影響が無いとのお墨付きを得た」と言っている。しかしながら、工事現場のすぐ近くにヒナを連れたタンチョウの家族が連日確認されており、工事現場の近くに巣があったことは明白。
タンチョウ研究の第一人者である正富宏之先生は「タンチョウの生存(繁殖)には、巣だけでなく、餌を確保できる環境(縄張り・行動圏)全体が必須。」と問題視されている。
一刻も早く工事を中断し、今年タンチョウがどこに営巣したかの把握や、同地で今後も繁殖し続けるための保全対策(中止を含め)を行政&政治主導で実施すべきだ。

○HTBニュース特集(動画)

○HBCニュース特集(動画)

○同じ事業者によるオジロワシ繁殖地でのメガソーラー建設問題(動画)

○弁護士JP取材記事
全国で懸念広がる「メガソーラー開発」…釧路湿原で天然記念物“ワシ”の生育に「影響あり」それでも規制“後手” 専門家が求める法整備の“中身”とは(弁護士JPニュース)
https://ben54.jp/news/2441

#シェア歓迎 #メガソーラー #釧路湿原 #タンチョウ #株式会社日本エコロジー_大阪

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