突然の引退宣言から6年……。かつて人気女優として活躍した江角マキコ(56)が、泥沼の訴訟トラブルになっていることが本誌の取材で明らかになった。
「実は、江角さんは自身の息子さんを通わせていた名門インターナショナルスクールから、昨年9月に名誉毀損で訴えられているんです。さらに今年4月には、同校の元理事長の長女・長男・次男からも新たな裁判を起こされています」
そう語るのは、東京・清澄白河にある「ケイ・インターナショナルスクール東京」(以下『KIST』)の関係者である。
「『KIST』は芸能人の子女も多く通う名門で、江角さんも’15年頃に息子さんを入学させています。それをきっかけに、当時同校の理事長だったK氏と親しくなったのですが、そのことが今回の訴訟につながってしまったのです」
今年4月に勃発した裁判でK氏の子供たちは、K氏と江角との間に交わされた「和解契約公正証書」の無効化を求めている。この公正証書の内容はなにか。
本誌が入手した訴状によると、「K氏と江角の間に男女関係があるという事実無根の噂を同校理事らに流布され、江角の長男と長女が同校に通えなくなってしまったこと」を理由として、K氏が江角の長女・長男の学費など2億3020万4400円を江角に支払うという公正証書が作成されたという。
訴状によると、原告であるK氏の子供たちはこの公正証書について、病気などによって正常な判断力をなくしたK氏を囲い込んだうえで、江角が書かせたものであると主張。K氏を孤立させるために、江角は「KIST」の保護者や関係者に対し、自身の正当性を主張する自筆の手紙やメッセージを送っていたという。
4月中旬、都内の自宅から出てきた江角を直撃。引退前と変わらぬ美貌の江角は毅然として取材にこう対応した。
―フライデーです。「KIST」との訴訟についてお伺いしたく……。
「今、私が答えられることって、あまりないんです。弁護士に全部お任せしているんですよね。(カメラマンに向かって)撮ってもらっても構わないのですが、マスクを外していいですか? 私マスクしてるより、マスクしてないほうが全然良いので……」
そう語ると、江角は記者に弁護士の連絡先を手渡し、颯爽と去っていった。
後日、江角の担当弁護士に事実確認のため質問書を送ったところ、「原告の主張はいずれも事実ではない」との回答だった。
元人気女優が訴えられた突然の裁判……。双方の主張を見るとまさに泥沼の様相を呈しているだけに、『ショムニ』よろしく、スッキリと解決というわけにはいかなそうだ。
4月28日発売の『FRIDAY 5月12日・19日号』では、さらなる裁判の詳細、K氏の子供たちの訴えや、江角の弁護士からの回答を詳報。有料版サイト『FRIDAY GOLD』でも、複数の写真を公開している。