アフガニスタンで命を落とした中村哲医師|現地カーム航空の追悼の意に世界中が称賛

2019年現地時間の12月4日、アフガニスタンで長年農業支援や貧困層への医療支援を行っていた中村哲医師が東部ナンガルハル州ジャララバードで武装勢力に銃撃され命を落とす事件が発生しました。

中村さんは、アフガニスタンで井戸の建設などに取り組む非政府組織(NGO)「ペシャワール会」を率いており、今回の痛ましい事件は灌漑(かんがい)用水事業の進行を確認していた際に起きたとされています。

今年10月には長年の人道支援が評価され、アフガニスタン政府から名誉市民の称号が贈られていたという中村さん。彼の訃報にアフガニスタン国民だけでなく、世界中の支援関係者から哀悼の声が届いています。

そしてそんな中、アフガニスタンの航空会社カーム航空(Kam Air)示した追悼の意に世界中から称賛の声が集まっています。それがこちら。

شخصیت که خدمت به مردم افغانستان را بر راحتی با فامیلش ترجیح داد، متاسفانه در جریان خدمت جان باخت.مرحوم داکتر ناکامورا، مردم افغانستان همیشه مدیون خدمات شما خواهد بود.

Posted by Kam Air on Thursday, December 5, 2019

生、あなたの支援活動を私たちは決して忘れません」

このカーム航空の投稿に日本からも感謝のメッセージが。

「カーム航空とアフガニスタンのみなさん、ありがとうございます😊日本人として誇らしく、そしてアフガニスタンの人々の暖かさを感じました。中村医師が天国からアフガニスタンを見守っていることと思います」

「カーム航空、そしてアフガニスタン、ありがとう。とても悲しいニュースでしたが彼の死を受けてアフガニスタンの人々の優しさに心をうたれました。きっと中村医師が天国からアフガニスタンの人々を見守ることでしょう!!」

これら多くのコメントに中村医師の存在の大きさを改めて実感します。また、中村医師の遺体が日本に着くその日、在日アフガニスタン人たちは哀悼の意を示したいと成田空港に集まりました。空港ロビーに在日アフガン人約60人が集まり、「感謝と謝罪の気持ちを伝えたい」と花束や中村さんの写真を手に死を悼んだそうです。

中村哲先生が殺害されてしまったこと、本当に悔しい。でも、こうした在日アフガン人の思いを知ると中村哲先生が偉大であったことを改めて感じる。 アフガニスタンで殺害された医師の中村哲さん(73)の遺体が到着した成田空港(千葉県成田市)のロ…

Posted by Furuyama Keiichi on Monday, December 9, 2019

なお空港の駐機場で棺に黙とうをささげたバシール・モハバット駐日大使は「守れなくて、こういう結果になって残念で、お悔やみ申し上げます。アフガン人はみんな中村先生のことを愛していたのでみんな泣いている。アフガン人それぞれの心に英雄として永遠に残るでしょう」とコメントしています。

またアフガニスタンのセディク・セディッキ大統領報道官もツイッターで、「(中村さんは)アフガニスタン国民の生活を変えることに一生を捧げた」と哀悼の意を表しました。

20年以上に渡りアフガニスタンで医療のみならず、農業支援を行なってきた中村さん。彼の意思が今後も引き継がれ、いつの日かアフガニスタンに平和が訪れますように。
最後に、中村さんのご冥福を心からお祈りいたします。なお中村さんの活動の様子はこちらからご覧いただけます。