【雑食性動物なのに…草食系】 ペットのフェネックに肉抜きの食生活を強制したヴィーガン

サン=テグジュペリの代表作「星の王子さま」に登場するキツネとして知られるフェネック。 北アフリカの砂漠地帯に生息するキツネの一種であり、近年、ペットとしての人気の上昇により、飼育販売を目的とした採集が問題視されている動物です。

Sleepy fennec fox

ニューヨーク州などフェネックの飼育が違法とされている地域もありますが、仮に違法飼育・販売から保護されたとしても、一旦人間に飼育されたフェネックを自然に帰すことは現実的に極めて困難です。野生のフェネックは本来、砂漠地帯で家族から成る集団を形成し生活するため、人間に育てられたフェネックが野生の生態に戻ることは容易ではありません。

スペイン人ユーチューバー、ソニア・サエは毛皮養殖業者からフェネックを引き取り、ペットとして飼うことにしました。しかし、飼育にあたりフェネックは主に何を食べるのか、確認したはずのソニアでしたが…

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肉だけでなく乳製品や卵も口にしないヴィーガンを自認するソニアは、「ジュマンジ」と名付けたフェネックにも肉なしの菜食系の餌を与えることにしたのです。その後…ソニアがジュマンジの写真をSNSに投稿すると、たちまちソニアのページは炎上。ヴィーガン的食生活を強いられたフェネックの痩せ衰えた姿に多くの人々が憤りを覚えたのでした。

Posted by Allister Natanya Moore on Monday, March 5, 2018

本来、フェネックは雑食生で植物の葉や果物、根に加え、小型哺乳類や鳥類、卵、昆虫や爬虫類などを主に食べています。

Posted by Allister Natanya Moore on Monday, March 5, 2018

投稿写真を見た人々の心配する意見をよそに、ソニアは相変わらずジュマンジにヴィーガン食ばかり与えていました。そしてついに、ジュマンジの容体を重く見た閲覧者が動物保護局に通報。フェネックの生態を無視した餌やりがジュマンジの健康を著しく害しているという指摘に対し、ソニアはこのように反論しています。

「肉食性動物が必要とするタウリンやリシンなどのアミノ酸をジュマンジは十分に摂取できてるわ。全くもって健康体で血中濃度も良好よ。それに3年間ヴィーガン生活を一緒に送っているけど、ジュマンジは栄養失調なんかじゃないわ」

Posted by Allister Natanya Moore on Monday, March 5, 2018

さらにソニアは3年前、毛皮養殖業者から保護された直後のジュマンジの写真を公開。業者から肉食の餌を十分に与えられていた当時はアレルギー反応を起こしており、それが現在に影響を及ぼしていると主張するものでした。

Posted by Sonia Sae on Saturday, March 10, 2018

その後もソニアはジュマンジが活発に遊ぶ様子の画像を投稿していますが、ビューワーたちの不信感が軽減されたわけではありません。

Posted by Allister Natanya Moore on Monday, March 5, 2018

「ジュマンジはヴィーガン食をペットにまで強制する飼い主に飼育されるのではなく、野生動物保護局に保護されるべきだ」と望む声はソニアの投稿画像を見た多くの人々の間で現在も上がっています。しかし、現在多くの助けを必要とする動物を抱える保護局はすぐには対応できない状況です。

ヴィーガンを信奉しペットにまで主義を押し付けるソニアと、フェネック本来の食生態を一切無視する飼育方法を危ぶむネットの声。今後どのような展開が待ち受けているのかは不明ですが、いずれにせよ、ジュマンジにとって良い方向へと事態が運ぶことを祈るばかりです。