【体重16キロの巨大猫】施設に保護された超おデブ猫 しかし巨大化した理由を知って切ない気持ちになった

肥満は人間だけが抱える問題ではありません。自然界では先日紹介したおデブフクロウなどの例外的ケースを除けば肥満となる野生動物は滅多にいないものの、人間に飼育されているペットの間では肥満問題は深刻化しつつあるのです。

米国ペット肥満防止協会によると、米国でペットとして飼われている犬猫のうち犬は52.7%が、猫は57.9%が体重過多もしくは肥満に該当するそうです。肥満がペットにもたらす健康問題は人間同様。体力の低下、骨関節炎、高血圧に糖尿病、腎臓病、心臓病や呼吸器系の疾患や多臓器不全などの様々な病気の原因となりかねません。場合によっては命に関わる深刻な症状を引き起こすペットの肥満。まさに百害あって一理なしなのです。

本来であればペットの肥満を予防し体重管理をするのは飼い主の役割ですが、飼い主の高齢化や病気により適切な健康管理をすることが困難となるケースもあるのです。

米国ノースカロライナ州ウエイク郡のSPCA(動物虐待防止協会)に保護された猫「バズーカ」も、飼い主側の事情により適切な飼育が不可能となったために体重が過剰に増えてしまったペットのうちの1匹でした。

飼い主が亡くなり、SPCA施設に保護された5歳のバズーカ。しかし、バスーカを引き取りにきた施設職員は目を疑いました。

それもそのはず…当時のバスーカの体重はなんと約16キロ! 種類にもよりますが、成猫の平均体重が3.5〜4.5kg程度であることを考慮すると型破りの肥満体キャットです。16キロといえば、人間の4歳児の平均体重と変わらないほどの重さ…施設職員の脳裏に「矯正ダイエット」の文字が浮かんだことでしょう。

保護当時のバズーカの全身写真はこちら:

猫にあるまじき太ましい胴回り。バスーカの名前負けしていない圧巻の迫力ボディです。よくまあこんなに太れたな…と驚かずにはいられません。しかし、バズーカがここまで肥大化した背景には切ない理由がありました。バズーカをの亡き飼い主は認知症を発症し、餌をやったかを覚えられなくなってしまっていたのです。しかし認知症が進行しても、愛猫バスーカへの愛情は失われることなく、空の餌箱を見ては愛猫がお腹を空かせてはかわいそうと、頻繁に餌を与え続けていました。

与えられるままに餌を食べ続けた結果…バスーカの体重はどんどん増え、すっかり肥満になってしまったのでした。

キャリーごと施設内に運び込まれるバスーカ。平均的な体重の猫であれば一人でも難なくキャリーを持ち上げられるはずですが…今回は二人がかり、あまりの重さに職員も苦笑いです。

Bazooka arrives at the SPCA

Bazooka, a 35lbs tiger (ok orange tabby) is being chauffeured by the SPCA Admission Center's good-humored staff!

Posted by SPCA of Wake County on Tuesday, January 14, 2020

さっそく適切な食事量による減量プログラムがスタートしました。

バズーカが今後、無事に減量に成功し元気に(リバウンドとは無縁の)第二の猫生を満喫することができますように!